亡国のイージス
Aegis
2005年6月2日
台湾TVBS 「亡国のイージス」カンヌ取材ニュース
下記のリンクでビデオクリップが見られます。
TVBSビデオクリップ
内容:
(アナウンサー)真田氏は観客に何か新しいものをもたらしたいと語っている。「無極」撮影中には、日中関係が悪化する事態となったが、その中でも彼は中国や韓国の俳優達とうち解けており、映画を通してなんらかの貢献ができると信じている。真田氏は「無極」の宣伝のために台湾を訪れる予定で、また台湾の監督とも仕事をしたいとの希望を持っている。
(真田さんが中国語で挨拶)「TVBS視聴者のみなさん、こんにちは。私は真田広之です。」
2005年3月7日
Variety (アメリカのエンターテイメント業界誌)
戦争映画がタカ派的音色をかなでる
作家・福井の想像力が一連の日本の大作映画の原動力
ルーカス・シュワルザハー筆
Variety.com
東京発 - 日本の戦艦に装備されたイージス・ミサイル・システムが、東京湾に出現し、発射の準備は完了している。目標は首都圏の主要地点、2000万人の命が危険にさらされる。装備された武器は、高度殺傷能力を持つ神経ガスであり、東京をほとんど全滅させることが可能。
これが、映画「イージス」(艦に装備されたアメリカ製最新ミサイル・システムの名前から来ている)の恐怖の前提条件である。この映画は、製作費1200万ドルのアクション・スリラーで、この夏300以上のスクリーンで封切られる予定。監督は阪本順治、原作は日本のトム・クランシー、福井晴敏のベストセラー小説である。
福井の想像力のおかげで、日本の映画界はこの終戦60周年の年に、大作戦争映画を次々と発表している。
彼のもう一つの小説を映画化した「終戦のローレライ」(Lorelei the Witch of
the Pacific Ocean)は3月5日に封切られた。この映画では、第二次世界大戦の終結直前に、日本の潜水艦が東京を原爆の攻撃から救うという、ありえない話が語られている。
6月には「戦国自衛隊1549」が予定されている。これは、角川映画制作で、日本の現代の自衛隊が450年前の戦国時代にタイムスリップするという、福井の物語である。
「イージスは違います。(これらの中で)現在を舞台にして、現実の脅威について語っているのはこれだけです。」と制作会社、日本ヘラルド(松竹と共同配給)の営業担当重役、長山俊介は話している。
78万部を売り上げた1999年の原作小説では、毒を搭載したミサイルを艦に載せ、クルーをだましてハイジャックする悪役の国籍を、福井はためらいもなく北朝鮮としている。この種の物語は、1998年に北朝鮮の長距離ミサイルが予告もなく領土の上を飛び越えていったこの国で、多くの共感を得た。
映画版では、悪役はヨン・ファ(プロデューサーは、この名前が韓国や中国の名前に聞こえるのは全くの偶然、と言い張っている)とよばれ、「日本に敵対する某国」出身とされている。
「その部分は解釈自由です。我々は政治的宣伝はしたくない。我々は娯楽を提供したいだけです。」と長山は言いながら、一方で北朝鮮に対する日本の懸念が高まっている事実が、この映画を「今日的にしている」と強調する。言うまでもなく、世界と東京は、勇敢な日本の自衛隊によって、ギリギリのところで救われる。
さらによいことに、日本で初めて、制作者は「イージス」への日本の自衛隊の全面協力を取り付けることができた。多くの重要場面は、実際の海上自衛隊のイージス艦上で撮影され、航空自衛隊はいくつかのすばらしい戦闘機シーンを提供し、海上自衛隊は人的協力も行った。
このため特殊効果の必要性が少なくなり、かなりの部分を東京の西(訳者注:静岡のことですね)に制作した艦のセットでの撮影に集約することができた。海外営業は5月にカンヌで予定されており、そこで電通が写真を展示することになっている。