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La Nacion (アルゼンチン)記事
アイボリーの新しい目的地
9月にはアンソニー・ホプキンスとミシェル・ウィリアムズとともに戻ってくる予定
7/15/2006

「ええ、そのとおりです。最近の2作では、私が過去に主にフォーカスしていた地域とは敢えて離れることにしましたが、しかし精神はいつも同じです。」柔和なジェームズ・アイボリーは語る。2度目のアルゼンチンへの訪問である今回は、ブエノスアイレスの寒い冬に遭遇している。今回も前回と同様、重要な目的がある。次の作品「The City of your Final Destination」でのロケ地、スタッフ、主要キャストを決めることである。この映画は、アイボリーによると、アルゼンチンで「9月から10月にかけて」撮影される予定である。

そのときには、アイボリーはなんと大物俳優アンソニー・ホプキンスと一緒にブエノスに戻るのである。ホプキンスは、これまでのいくつかのアイボリー作品(「日の名残」「Howard Ends」「Survival of Picasso」)に続き、この作品でも主役を演じる。

国際的なキャスト

「そのほかに、キャストにはシャーロット・ゲインズバーグ、ミシェル・ウィリアムズ、そして日本の俳優真田広之もいる。あと残っているのは、主要キャストの最後の一人と、アルゼンチンの俳優で、あと数日かかると思う。」アイボリーとプロデューサーのリチャード・ハウリー、プロダクション・デザイナーのアンドリュー・サンダースは、この週末にMar del Plataをたずね、その後またブエノスに戻る。その時点までに、ロケ地をほぼ決定したいとしている。「今、牧場を探しているのです。」とアイボリーは言う。このために、彼の最初の訪問の際にはTandil地域を訪ねた。そのときには、Coloniaにも行ったが、それはCameronの原作小説で、舞台がウルグアイになっているからだ。故人となった南米の作家と、その足跡を尋ねる若いイラン出身の米国人学生についての話だ。しかし、アイボリーと彼のチームは、ウルグアイでの撮影をせず、アルゼンチンで全部を撮影することに傾いている。

「我々はいろいろな理由からアルゼンチンを選びました。すでに貴重な情報をいくつも得ているし、撮影するのに適した魅力的な場所をいくつも見つけました。まだいくつも行ってみないといけない場所があるけれどね。それになにより、アルゼンチンで、このような特徴の映画を制作するのに適した、実力のある人材に多く出会ったからです。」と監督は強調する。彼は、きめ細かく雰囲気や細部や社会的な背景を描いた時代映画を好み、それが彼のこれまで賞賛され数多くの賞を獲得したキャリアのトレードマークとなっている。

まもなく封切り

アイボリーは6月7日に78歳の誕生日を迎えたところで、今回の訪問の時期は、ちょうど「上海の伯爵夫人」の当地での封切りの直前である。封切りは7月27日(木)に予定されている。この映画は、1930年代の上海を舞台にしており、ロシアの亡命伯爵夫人(ナターシャ・リチャードソン)と、事故で失明し、絶望の底にあるアメリカの外交官(レイフ・ファインズ)の間の関係を描いたものだ。

この映画に関して語っている資料では、「上海の伯爵夫人」を、アイボリーと、インド出身のプロデューサー、イスマイル・マーチャントの最後の共同作品と呼んでいる。二人の映画と人生においての盟友関係は40年にわたり、その継続性と芸術的一貫性において、他に類をみないものである。

マーチャントは、「伯爵夫人」ポストプロダクション中にロンドンで亡くなったが、(訳者注:この先はあまり自信がありません・・・)アイボリーによると、「The City of Your Final Destination」に、二人とも同じく40年にわたって協力してきた脚本家、ルース・プラワ・ジャバラに参加してもらう決定は、マーチャントの決断であった、ということである。
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