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Estherさんの主催するスペイン語ファンサイト「Tenshi Zone」では、ラスト・サムライ一周年を記念して、「ラストサムライと氏尾の特集」ページを作りました。映画や役柄の紹介、時代背景の説明、真田さんの情報などがスペイン語で詳しく掲載されており、その中に世界のファンの方々が「氏尾によせる思い」を綴りました。

海外の方々が、全く前知識もなく氏尾を見て、どのように感じたのか、「武士道」や日本をどのように見たのか、真田さんをどんなふうに知っていったのか。「日本の文化を正しく表現したい」という真田さんのご努力がどのように実を結んだのか。Estherさんと、メッセージを寄せられた方々からのご了承を得ましたので、ここに日本語でご紹介したいと思います。Esther、Judit、Kimiko、Jamie、Elbereth、ほんとにありがとう!



スペイン語ですので読めないかもしれませんが、美しいページです。是非ご覧ください

Esther(スペイン) ***************************************************

いくつかのセリフ、圧倒的な刀の技、美しく深い目、そして自然な優雅さをもって、氏尾を演じた真田広之は、世界中に数多くの礼賛者を獲得しました。容赦なく強い氏尾は、禅の精神を身につけ、まさに消え去ろうとしている最後の砦を守る、武士の理想を体現していました。真田さんの日本の心の表現は強烈な印象を残し、私たち多くの者が、彼と彼の国に魅了されたのでした。

映画を見たとき、刀を片手にトム・クルーズに教えていた、すごくハンサムで短気な侍は、一体誰だろう?と疑問に思いました。まもなく、真田広之は、日出ずる国出身の俳優のうちでもトップクラスの人だとわかりました。氏尾は、多くの真田ファンにとって、そしてもちろん私にとっても、最初の出会いであり、もっと正確に言うと出発点でありました。

私は昨年、30本近くの広之の映画を見ました。あと30本はこれから見るに違いありません。私は楽しみ、泣き、笑い、味わい、慰められ、落ち着かせられ、夢さえ見ました!いくつかの夢はお話できますが、そのほかは私だけの秘密にしておきます。つまり、私は恋をしました。普通とちがった、遠く離れた恋ですが、それでも本当の恋のように、純粋で情熱的な恋です。

私は今、暗い美しい場所から話しています。私の手はスペインの街からこれを書いていますが、私の精神は真田さんの目の深い神秘的な黒色の虜となり、そこから話しているのです。


Judit
 (ハンガリー) ***************************************************

名誉、忠義、勇気、倫理、誠実、自信、内なる静、慈悲、規律、礼儀、正義、義務。侍。武士道。

私が最初にラストサムライを見たとき、これらの言葉が私の心に焼き付きました。一人の戦士、「静かで思慮深い、信じられないほどの技を持った侍、以前の敵を今度は味方として受け入れなければならないという困難な状況に追い込まれた、一人の侍」、氏尾によって。

氏尾のキャラクターは、人生において重要な、こうした概念を体現していて、私は深く感動しました。時には、これらを日々の生活で実践するのは、難しいことです。現実世界と、というよりむしろ自分自身と、戦っている中では、こうした概念は忘れてしまいがちです。でも、不可能ではありません。これが、映画を見たあと、氏尾を通して送られたメッセージの意味について、私が考えた最初のことでした。そして、この氏尾は、もう一人の戦士によって演じられていました。それが、真田さんです。

「海外の人は、武士道と言うと刀を振り回す侍を思い出すでしょう。でもそれだけではないんです。武士道は、倫理、精神性、そして哲学といったものを内包しています。このメッセージを世界に伝えることができれば、すばらしい世の中になることでしょう。我々は皆、正義、礼儀、名誉、慈悲、義務といった侍の信条から学ぶべきです。自分に厳しく、他人にやさしくあるべきです。」と真田さんは言います。

私の人生はそのとき以来、こうした概念を生活の中で実践することを学んで、変わりました。私は、氏尾と真田さんのおかげで、よりよく、よりシンプルな生活をすることを教えられました。「どうもありがとうございました!(日本語で)」

「侍の強さが、あなたとともにいつもありますように。」



Kimiko (アメリカ) ***************************************************

真田さんと彼のすばらしい演技に私を出会わせてくれたことを、私はこの先ずっと、「ラストサムライ」に感謝するでしょう。最初に映画館でこの映画を見たとき、小さい役でありながら、氏尾は私に強い印象を与えました。一緒に映画を見に行った人たちと、本当の「最後の」(そして最高の)侍は誰だったのか、と話し合っていました。私のコメントは、「オールグレンも勝元もメじゃない。私はあの『意地悪』なヤツがいい。彼は、間違いなくあの中で一番かっこいい、強い侍だった。彼が馬から飛び落ちて、転がって、それでも立ち上がって戦い、半ダースの敵を倒したとこ、見た???」というものでした。その時、私はその役の名前さえ知りませんでしたが、すぐに知ることができました。もう一度「ラストサムライ」を見たとき、真田さんの印象はさらに強まり(「一体、この役者は誰???」)、真田広之と彼の作品についてもっと知りたい、とインターネットで調べ始めました。

そのあとのことは、もう言うまでもありません。まもなく、私はこの意地汚い手にはいる限りの真田さんの映画を手に入れて見ました。(私のこれまでの一番のお気に入りは「たそがれ清兵衛」です。)そして、私と同じように、真田さんと彼の作品に対する深い賞賛の念を持つ、すばらしい世界中の友人達のコミュニティも見つけました。友人達の助けとアドバイスのおかげで、私は真田さんの幅広い活動をもっと知ることができ、今は新しい映画、「無極」「白い伯爵夫人」「亡国のイージス」を心待ちにしています。

こういうわけで、私は氏尾に深く、深く感謝します。この役を通じて、私は真田さんのすばらしい映画や作品に出会うことができました。それから、Estherを始めとする彼に感化された多くのファンの方々が、時間と手間と知識を、私たちみんなと分け合ってくださることに感謝します。私の氏尾「一周年記念」にあたって、この先もっともっと、たくさんの華々しい、息をのむような真田さんの演技を、味わい、褒め称えることができますように!



Jamie (アメリカ) ***************************************************

この登場人物、氏尾を演じた、とある俳優の信じがたいほどの演技のおかげで、私の人生はどう変わったでしょうか?

押し入れは、こんなものであふれかえりそう・・・
   アンティークの着物 3着
   帯 3本
   足袋 3足

家はこんなものでいっぱい・・・
   壁じゅうに貼り付けた、日本の扇と絵画
   家じゅうに散らばった障子
   家中のテーブルと棚に飾った、日本の陶器と美術品
   そこらじゅうに置いてある50膳の箸
   各種サイズと形の4本の刀
   酒セット2つ
   空の酒瓶1本(早く、もっと欲しい・・)
   散らかったテーブルの上に載っている、あやしい芸者の人形(彼女はいつも私を見ている)

テレビ台は、こんなものの重みで危うく傾いている・・・
   真田広之の映画、約40本
   真田広之のテレビドラマ、約10本
   真田広之の音楽CD、寂しく1本(もっと欲しい!!!)
   そのほかの日本の映画、音楽、本など、多数

ウェブサイトは、こんなものでまもなく1000メガの容量を超えそう・・・
   真田広之さんの壁紙その他のお楽しみ、数え切れないほど

心、精神、肉体、魂は、こういうものの知識がどんどん増えて爆発寸前・・・
   武士道の基本
   日本文化
   日本美術
   日本史
   日本語
   日本文学
   日本の詩
   武芸の型と基本
   ・・・氏尾虫に刺されて感染した、世界中のすばらしい新しい友人達から得た知識!!

まとめて言うと: 氏尾は、この先ずっと私に影響を与える、人格的成長というすばらしい道へと導いてくれました。私の人生はとても満たされていて、これまでなかったほど私は幸せです!!心から、氏尾に言いたいです。「どうもありがとうございます(日本語で)!!!!」



Elbereth (ポーランド) ***************************************************

私にとって、氏尾と出会ったことはどういうことだったのでしょうか?もちろん、真田さんと出会ったことですが、まずは私の人生においていつも参考となるような人に出会ったことです。単なる映画の役柄ではありますが、名誉ある、深い意味ある静けさをたたえた、そして-ああ-死ぬほど素敵な男。そして、白状すると、ばかみたいですが、私はこれで初めて日本に興味を持ちました。氏尾との出会いは、こういったことすべてでした。そして、全く西洋的な見方であることは承知していますが、それを恥ずかしいとは思いません。その後私は日本について新しい発見をし、氏尾の先人達、例えば黒澤の映画などについて、発見してきました。ですから、よい出発点だと思います。だんだんと、きっとこうした最初の魅惑を超えて私は進むことでしょう。今のところ、私は彼と、彼が私の心に訴えてくるものを賛美し続けています。

真田さん、氏尾を私に与えてくださって、「どうもありがとう(日本語で)」



Misty (日本・アメリカ) ***************************************************

氏尾、真田さん、そしてMisty誕生

2004年1月5日。私は決してこの日を忘れません。私はそれまで数週間、家庭と仕事の問題で落ち込みきっていました。それで、その夜遅く、一人の時間をもらって「ラストサムライ」を見に行きました。私は日本生まれですが、もう何年も前に国を離れ、真田さんのことは全く知りませんでした。

映画を見て、何かが私の心の奥深くをゆさぶりました。一つは、外国暮らしでいつもは隠している、日本人としての誇りでした。それよりも、もっと普遍的な何かもありました。いろいろなものが、混ざっていました。

映画全体も好きでしたが、脳裏によみがえってくるイメージは、なぜか氏尾のものばかりでした。彼の舞、茶の湯、剣、そしてまっすぐな背筋。私にとって、氏尾は日本の誇りを象徴するものです。そして、氏尾は彼の勇気、決意、献身を私の心に植え付けました。何かがはじけ、私は頭を高くあげ、以来後ろを振り返ることはやめました。

徐々に真田さんについて調べていくうちに、この俳優にますます惹かれていきました。氏尾のように、彼は勇気と決意と献身に満ちあふれています。彼は驚くべき才能を持ち、幅広く柔軟で、それでいながら謙遜で、思いやりがあり、いつもより大きなことを考えています。あ、ちなみに、とてもハンサムでものすごくセクシーでもあります。

でも、ひとつ問題がありました。これだけ国際的な活動をしているのに、英語での彼に関する情報は極端に不足していました。それで、ウェブサイトを始めることを考えだしました。

そして、神様も助けてくれました。近くに、ウェブサイトを作れる日本人のファン仲間を見つけました。何人かの日本のファンの方も連絡をくださいました。真田さんのことを海外の人にもっと知ってほしい、というお気持ちから、私が一人では到底集められない、たくさんの情報をくださいました。海外ファンの方々も、励ましてくれました。こうして、MistyとHSEは生まれ、今日に至るまで、多くの方々の協力によって、サイトは運営され続けています。

真田さんは、私にたくさんのインスピレーションを与え、彼の日本や日本映画、私たち世代の義務などに関する考え方に、私は共感するようになりました。私は彼のプロ意識と理想主義を尊敬します。氏尾のイメージは、人生に何があっても、まっすぐに背筋を伸ばしているように、今でも私を勇気づけてくれます。ラストサムライ一周年にあたり、私は氏尾と真田さんに、これらすべてのことを感謝いたします。そして、世界中のたくさんの真田ファンの方々と一緒に楽しみを分かち合えることを、感謝いたします。